再度のシルクロード調査訪問

再度シルクロードの調査旅行を実施しました。
すでに数度シルクロードを訪れていますが、見どころも多く、何度来ても素晴らしい所です。
◎旅行概要
日程:2019年10月9日―18日 9泊10日
訪問先:敦煌、成都、楽山、天水、西安
目的:①敦煌で現地旅行会社と打ち合わせ。
②敦煌観光再調査
③楽山大仏、麦積山石窟観光調査

◎旅行内容
9日成田→大連(泊)10日大連→敦煌 10/11/12日敦煌泊 13日敦煌→成都
13/14/15日成都泊 16日成都→天水(泊)17日天水→西安(泊)18日西安→大連

・11日敦煌市内観光調査
午前:莫高窟(バッコウクツ)午後:鳴沙山(メイサザン)/月牙泉(ゲツガッセン)
莫高窟:何度来ても素晴らしい。砂漠の河岸壁に作られたおびただしい数の石窟。中の仏像も見ごたえあるが、特に壁画がよい。特別窟は少し高いが真に素晴らしいものが多く必見、せっかくここまできたのだから見たい。
また、20世紀初め、ここから偶然発見され、全世界に散らばった敦煌文書の話など興味をそそられる。
ここの観光施設は、観光前のビデオ鑑賞、各国語の通訳、重要石窟のレプリカを展示する莫高窟陳列館など充実している。

莫高窟 河岸崖の石窟群

石窟前の回廊

莫高窟 清朝時代の楼閣

鳴沙山/月牙泉:想像をしのぐスケールの砂漠の山、鳴沙山、砂漠の真っただ中二千年前からある神秘的な湖と寺、月牙泉。莫高窟とここは敦煌観光の双璧。特にラクダの試乗は安全で快適、シルクロードを体感できお薦めです。
夜は現地旅行会社と打ち合わせを兼ね会食。

ラクダの試乗

ラクダの試乗

月牙泉

・12日敦煌郊外観光調査
下記の旧跡や自然景観を観光調査
西千仏洞:敦煌同様河川の岸壁に作られた石窟、こちらも上質な壁画などを見ることができる。
玉門関:2000年前の漢代の関所。砂漠の中に大きな遺構が残っている。近くには、当時の武器蔵だったと言われる大きな砦跡もある。
陽関:玉門関と並ぶ高名な関所あと。烽火台が残っているだけだが、回りの自然景観や博物館はすばらしい。
漢代の万里の長城跡:砂漠の中に長く続く遺構は当時をしのばせる。
ヤルダン地質公園:風化現象によって作られた砂漠のモニメントが林立する、スケールの大きな稀有な自然景観。

玉門関の関所跡

玉門関附近の砦跡

2千年前の漢時代の長城跡

・14日成都市内観光調査
午前、現地旅行会社と情報交換、午後、市内中心部散策のあと、諸葛孔明や劉備など三国志の英雄たちを祀った有名な武侯祠博物館見学。
成都は何十年ぶりの訪問であったが、他の中国の都市同様、近代的ビルの林立する近代都市に変貌していた。武侯祠博物館は広く、充実していて、見ごたえがあった。三国志に興味のある人には必見。
・15日楽山大仏見学
終日、中国人のローカルツアーに参加して、大仏と附近の見どころを見学。大仏は巨大で、石刻座仏としては世界最大。1200年以上前に造られたが、今でも原形がよく保たれおり、その巨大さとともに迫力十分。日本の奈良の大仏も素晴らしいが、他にもこんな凄いのがあるのだなと感心した。
大仏近くで食事の後、附近の2か所の少数民族の施設等を訪れた。結局、土産品の販売が主であった。また中国語の説明がわからないこともあり、退屈し、時間の浪費の感がいなめなかった。

武侯̪祠博物館の諸葛孔明像

楽山大仏

楽山大仏横に彫られた石窟

・16日同行者と別れ、蘭州経由で天水に。
蘭州では空港からタクシーで甘粛省博物館へ直行。しかし博物館は臨時休業で入れず、残念。
ここは同省にある武威の約2000年前の墓から出土した銅製品の最高傑作、銅奔馬がある。これを見に来たのだが、前回、郊外の高名な石窟寺院炳霊寺(ヘイレイジ)に来た時同様、今回も見る事はかなわなかった。事前のチェックが不十分だったことが悔やまれる。その後、中国全土で有名な蘭州の一番の名物、牛肉面を食べ、午後のフライトで天水に。空港のオンボロバスで、予約した鉄道駅近くのホテルへ。その日は、バスだけでなく、道も街もおんぼろで、凄い田舎に来た印象であった。
・17日麦積山石窟調査
翌日、街の路線バスで麦積山へ。舗装がまだ十分でないところがいくつもあり、揺られて1時間半ほどかかって到着。そこからまた30分ほど歩いて、石窟にたどり着いた。大きな岩山全体に数多くの石窟が彫られていて、中に各種仏像と壁画が描かれている。保存状態もよく圧巻である。莫高窟に比べ、こちらは壁画よりむしろ仏像がすばらしい。すごいのはそのロケーション。石窟に沿って狭い足場が組まれていて、そこを歩きながら見学するのだが、そこからは周囲の景色が見下せる。絶景である。石窟の内容、ロケーションとも凄い迫力で、敦煌の莫高窟に勝るとも劣らない。ここもやはり特別窟があるが、非常に高価(一つの石窟で4~500元)なので残念ながらパスした。さぞかし素晴らしものだと思う。
その後、天水市の街中にある李広墓(約2千年前シルクロードで匈奴と戦った名将の墓)を見学。天水市の主要な地域はホテル周辺とは異なり、ビルが立ち並び、他の中国の都市と同様に活気に満ちた街であった。夜の便で西安へ。

天水附近の麦積山石窟

麦積山石窟の内部

麦積山石窟からの眺望

・18日西安滞在。
西安はすでに何度も訪問しているが、訪れたことがなかった、鐘楼、鼓楼、城壁を見学。夕方の便で大連へ戻る。
(大連には現地旅行会社等と業務打ち合わせのため数日滞在)

鼓楼

鐘楼

西安を囲む城壁